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シャドウ・ストーカー(下) [本]

6月23日(金)
ジェフリー・ディーヴァー『シャドウ・ストーカー(下)』(文春文庫)読了。

シャドウ・ストーカー 下 (文春文庫)

シャドウ・ストーカー 下 (文春文庫)

  • 作者: ジェフリー ディーヴァー
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/11/10
  • メディア: 文庫


ボビー・プレスコッドは劇場で奈落に落ち、そこに照明の機材が落ちてきて、焼け死んだ。
事件の直前、ケアリー・タウンに電話がかかってきた。
相手は話をせず、ケアリーの曲を流した。
ボビーの死に方は、その曲の歌詞と一致していた。
そして、再び、ケアリーに電話がかかってくる。
犯人は2コーラス目の歌詞通りの殺人を犯すつもりなのか?
キャサリン・ダンスのもとに、ニューヨークから客が来る。
以前から「一度遊びに来て」と誘っていた、全米一の犯罪学者、リンカーン・ライムだった!

ジェフリー・ディーヴァーの小説は「ジェットコースター・ミステリー」と呼ばれ、クライマックスはツイスト(どんでん返し)の連続になる。
この本も、残りがあと〇ページあるから、もう一回ツイストがあるな、と先読みできてしまった。
しかし、リンカーン・ライムの登場シーンには胸が震えた。
キャサリン・ダンスが主人公の小説なので、視点はあくまでもダンス。
ライムの視点はない。
だから、ライムが客観的に描かれ、それがやたらとカッコよくて、シビれてしまった。
主人公の時はやたらと気難しいオッサンだが、脇役の時はまぎれもない天才。
なんと魅力的なキャラクターだろう。

キャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の稽古20日目。
ダンス振付の3回目。
残り20秒が付け終わり、ついに振付が完成しました!
このラストの20秒が本当に凄くて、ただただ圧倒されてしまいました。
川崎悦子先生に「これは何ですか?」と聞いたら、「ちょっとコンテンポラリー寄り」との答え。
キャラメルでこんな振付をするとは、ご自分でも思っていなかったそうです。
とにかく、「カッコいい」と言うより、「凄い」振付。
これに負けない芝居を作らなくちゃ。
頑張るでえ!

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