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あとは野となれ大和撫子 [本]

7月20日(木)
宮内悠介『あとは野となれ大和撫子』(角川書店)読了。

あとは野となれ大和撫子

あとは野となれ大和撫子

  • 作者: 宮内 悠介
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/04/21
  • メディア: 単行本


中央アジアの小国アラルスタンの首都マグリスラード。
ナツキは紛争で孤児になり、大統領の後宮に引き取られた。
パルヴェーズ・アリーが第二代大統領に就任してから、後宮は集められた娘たちに高等教育を授ける場になっていた。
ナツキには、アイシャ、ジャミラなどの友人がいた。
大統領が演説の最中に撃たれ、死亡した。
閣僚や議員たちは、ゲリラの攻撃を恐れて、全員逃亡。
残された後宮の娘たちは、国を守るため、暫定政府を設立する。
臨時大統領に就任したアイシャは、ナツキを国防大臣に指名した!

宮内悠介氏の本はこれが5冊目。
キャラメルボックスのお客さんから、「これをキャラメルボックスで上演してほしい」と贈られたのだが、これはちょっと難しい。
中央アジアの架空の国を舞台にした、少女たちの政治劇。
宮内氏は中央アジアの政治情勢を非常に綿密に調べて書いているが、これを2時間の芝居でお客さんに伝えるのは至難の業だろう。
それにしても、なんと素敵なタイトルだろう。
タイトルだけいただきたい、というのはあまりにも狡いか……。

今日は10時から、文化庁・日本劇団協議会主催公演『ケンジ先生』の出演者オーディションの第二次審査でした。
「レミ」「ソラコ」「ネヅ」の3役を募集したところ、なんと200名を越える方から応募がありました。
書類審査で20数名に絞って、今日は実技。
内容は、セリフとスピーチ。
どなたもとても魅力的で、選ぶのに本当に困りました。
合格者は近々、発表があると思います。
お楽しみに。

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