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ヤモリ、カエル、シジミチョウ [本]

10月31日(火)
江國香織『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』(朝日新聞出版)読了。

ヤモリ、カエル、シジミチョウ (朝日文庫)

ヤモリ、カエル、シジミチョウ (朝日文庫)

  • 作者: 江國香織
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2017/11/07
  • メディア: 文庫


育美は8歳、拓人は5歳の姉弟。
拓也は言葉の発達が遅れていたが、小さな生き物と心の中で会話することができた。
二人の父親の耕作はテレビ局に勤めていて、家にはあまり帰って来ない。
母親の奈緒は、耕作に愛人がいることを知っていた。
が、耕作の女癖の悪さは結婚前から有名だったので、今も責められずにいる。
育美と拓人は近所のピアノ教室に通っていた。
ピアノの先生の千波には、加藤という婚約者がいた……。

江國香織氏の本はこれが38冊目。
育美・拓人とその周囲の大人たち、合計約10人の生活が並行して描かれていく。
拓人の章はすべて平仮名で、ひたすら読みにくかった。
事件らしい事件はなく、10人も特に変化しない。
ただ淡々と過ぎていく日常を描いた小説。

文化庁+日本劇団協議会『ケンジ先生』の本番5日目。
今日は高2の息子が見に行きました。
帰ってきてから感想を聞くのが楽しみです。
明日は19時から、日本劇作家教会の戯曲セミナーの講師をつとめてきます。
劇作家志望の人たちに、2時間に渡って、自分の経験を語る。
昨年度に引き続き2回目。
少しでもお役に立てればと思います。
昨日は書き忘れましたが、「はじドラ」様にもお礼を申し上げます。
いつも「nice!」をありがとうございます。

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