龍の耳を君に [本]
2月21日(水)
丸山正樹『龍の耳を君に』(東京創元社)読了。
荒井尚人は手話通訳士。
恋人で警察官の安斉みゆきと、彼女の娘で小学2年の美和と暮らしている。
新たな仕事は、刑事裁判の法廷通訳。
被告人の林部学は40代のろう者だった。
林部の罪状は居直り強盗で、取り調べで一端、罪を認めたが、その後、無実を訴えていた。
はたして彼は有罪か無罪か?
作者の丸山正樹さんからいただきました。
2011年に出版されたデビュー作『デフ・ヴォイス』の続編。
長編だが3章に分かれ、3つの事件が描かれている。
本の帯に「傑作連作ミステリ」とあるが、これはミステリというより人間ドラマ。
ろう者の世界がきわめてリアルに描かれていて、勉強にもなる。
『デフ・ヴォイス』のファンとしては、登場人物たちのその後を知ることができて、とてもうれしかった。
もちろん、『デフ・ヴォイス』を読んでない人でも楽しめる。
ろう者の「聾」は「龍の耳」と書く。
そのことの意味を、僕はこの本を読むまで考えたことがなかった。
副題に「デフ・ヴォイス新章」とあるから、3作目、4作目があるのだと思う。
期待して待とう。
お薦めです。
キャラメルボックス2018スプリングツアー『夏への扉』の稽古9日目。
1・2・3場の立ち稽古をしました。
昨日の稽古で見つかった問題は、僕が原作を読み直し、あっさり解決しました。
よかったよかった。
まだ台本2周目に入ったばかりなのに、畑中智行も筒井俊作も大内厚雄も原田樹里も物凄いテンション。
大声でガンガンやり合っています。
みんな役を掴んでいるので、ダメ出しもあまりない。
僕の仕事は動きの調整だけ。
言っちゃあ何ですが、プロデュース公演だった『おおきく振りかぶって』に比べると、10倍ラクです。
でも、怠けないで、しっかり演出して、初演を越える芝居にしたいと思います。
丸山正樹『龍の耳を君に』(東京創元社)読了。
荒井尚人は手話通訳士。
恋人で警察官の安斉みゆきと、彼女の娘で小学2年の美和と暮らしている。
新たな仕事は、刑事裁判の法廷通訳。
被告人の林部学は40代のろう者だった。
林部の罪状は居直り強盗で、取り調べで一端、罪を認めたが、その後、無実を訴えていた。
はたして彼は有罪か無罪か?
作者の丸山正樹さんからいただきました。
2011年に出版されたデビュー作『デフ・ヴォイス』の続編。
長編だが3章に分かれ、3つの事件が描かれている。
本の帯に「傑作連作ミステリ」とあるが、これはミステリというより人間ドラマ。
ろう者の世界がきわめてリアルに描かれていて、勉強にもなる。
『デフ・ヴォイス』のファンとしては、登場人物たちのその後を知ることができて、とてもうれしかった。
もちろん、『デフ・ヴォイス』を読んでない人でも楽しめる。
ろう者の「聾」は「龍の耳」と書く。
そのことの意味を、僕はこの本を読むまで考えたことがなかった。
副題に「デフ・ヴォイス新章」とあるから、3作目、4作目があるのだと思う。
期待して待とう。
お薦めです。
キャラメルボックス2018スプリングツアー『夏への扉』の稽古9日目。
1・2・3場の立ち稽古をしました。
昨日の稽古で見つかった問題は、僕が原作を読み直し、あっさり解決しました。
よかったよかった。
まだ台本2周目に入ったばかりなのに、畑中智行も筒井俊作も大内厚雄も原田樹里も物凄いテンション。
大声でガンガンやり合っています。
みんな役を掴んでいるので、ダメ出しもあまりない。
僕の仕事は動きの調整だけ。
言っちゃあ何ですが、プロデュース公演だった『おおきく振りかぶって』に比べると、10倍ラクです。
でも、怠けないで、しっかり演出して、初演を越える芝居にしたいと思います。