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8 1/2 [映画]

3月30日(金)
フェデリコ・フェリーニ監督『8 1/2』(1963年)WOWOWで鑑賞。

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イタリアの温泉地。
グイド(マルチェロ・マストロヤンニ)は43歳の映画監督。
医者の薦めで温泉治療にやってきたが、新作映画の準備が遅れているため、スタッフが次々と押しかけてくる。
一度書いた脚本は、友人の小説家にケチョンケチョンにされるが、書き直しは進まない。
別のホテルに泊めさせた愛人カルラ(サンドラ・ミーロ)も慰めにはならない。
妻ルイザ(アヌーク・エーメ)がやってきて、監視の目を光らせる。
美人女優のクラウディア(クラウディア・カルディナーレ)を何とか出演させたいが、役が思いつかない。
追いつめられたグイドの脳裏に、少年時代の思い出が次々と蘇る……。

これも30数年ぶりに鑑賞。
このタイトル、「はっかにぶんのいち」と読む。
フェリーニにとってこの映画、八と二分の一本目に当たるらしい。
二分の一というのは、他の監督と作ったオムニバス映画らしい。
大学時代、初めて見た時の衝撃は今でも覚えている。
「僕が作りたい芝居はこれだ!」と思った。
映画監督の現実と過去と妄想が目まぐるしく展開していく。
1963年にこんな映画を作ってしまったフェリーニは、天才としか言いようがない。
その後、この映画の影響を受けた作品がたくさん作られたのも当然。
今回見て、改めてテンポの速さと編集の鮮やかさに唸らされた。
『道』や『フェリーニのアマルコルド』も大好きだが、僕のフェリーニ作品のベストワンはこれ!

So-netブログがメンテナンス中だったので、更新がこんな時間になってしまいました。
今日も自宅に籠もって、新作のシノプシスを書いています。
今日の昼食、ふと思いついて、自分で豚肉のしょうが焼きを作ってみました。
でも、あまりおいしくなかったので、半分残してしまった。
あと半分は夕食の時にいただきます。
では、仕事の続きに戻ります。

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