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アウトサイダー・アートの極致 [本]

6月25日(月)
宮脇豊『アウトサイダー・アートの極致』(ギャルリー宮脇)読了。

Singular visions―アウトサイダー・アートの極致

Singular visions―アウトサイダー・アートの極致

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ギャルリー宮脇
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本


ギャルリー宮脇を主宰する宮脇豊が、アウトサイダー・アートの画家13人の作品を紹介する。

「アウトサイダー・アート」とは、正規の美術教育を受けていない美術家による作品のこと。
たとえばこの本の最初に紹介されているパール・アルコックは、1934年、ジャマイカに生まれた。
25歳で結婚生活を捨てて、イギリスに移住。
工場で働き、自分のブティック、カフェ、クラブを持ったが、47歳で閉鎖。
51歳の時、友人にバースデーカードを贈る金もないため、自分で絵を描き始めた。
そして彼女は、イギリスを代表するセルフトート・アーティストとなる。
彼女を含め、この本で紹介されている画家たちは、正規の教育を受けていないため、一般的な意味において、絵はうまくない。
が、独特の感性を持っていて、強い印象を残す。
僕はアメリカ生まれのスイス人、キャロル・ベイリーが一番気に入った。
まるで落書きみたいだが、全体のバランスと色使いがすばらしい。
こんな世界もあるのだな、と目からウロコだった。

キャラメルボックス2018サマーツアー『エンジェルボール』の稽古17日目。
5・6、6・7、7・8、8・9場の復習をした後、衣裳合わせ。
多い役者は6つも役を演じるので、着替えの数が凄い。
矢野聖は5着、島野知也は6着着ていました。
その一方、語り手で出ずっぱりの関根翔太、田中亨君は着替えなし。
主役の三浦剛も出ずっぱりですが、なぜかいっぱい着替えがある。
こんなに着替えが多い主役は珍しい。
次の出番を忘れて、その次の出番の衣裳を着てしまったら、もうアウトです。
25年以上前、上川隆也がそれをやりそうになって、あわやということがありました。
三浦にはくれぐれも気をつけてほしいです。

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