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ビアンカ・オーバースタディ [本]

7月24日(火)
筒井康隆『ビアンカ・オーバースタディ』(星海社)読了。

ビアンカ・オーバースタディ (角川文庫)

ビアンカ・オーバースタディ (角川文庫)

  • 作者: 筒井 康隆
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: 文庫


ビアンカ北町は高校2年で、学校一の美少女。
生物研究部の部員で、放課後は一人で研究している。
今、やっているのは、ウニの生殖。
しかし、ウニでは物足りなくなり、人間の生殖を研究したくなった。
ビアンカは、廊下にいた1年生の塩崎哲也に言う。
「あなたの精子がほしいの」

筒井康隆氏がライトノベルに挑戦、というコピーに惹かれて読んだ。
が、さすがは筒井氏、ただのライトノベルを描くはずがない。
ヒロインのビアンカは、人間の精子とカエルの卵を掛け合わせてキメラを作る。
そして、未来からやってきた少年と彼の時代へ行き、巨大カマキリと戦わせる。
なんと、『時をかける少女』の現代版、ラノベ版、パロディ版なのだ。
この本の存在は、図書館で見つけるまで全く知らなかった。
何とも不埒な本である。

キャラメルボックスサマーツアー『エンジェルボール』広島公演の仕込み1日目。
僕はこれから広島に向かいます。
のぞみで東京駅から広島駅まで、約4時間!
いっぱい本が読めそうで、楽しみです。
それでは行ってきます!


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