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身代わり島 [本]

9月29日(土)
石持浅海『身代わり島』(朝日文庫)読了。

身代わり島 (朝日文庫)

身代わり島 (朝日文庫)

  • 作者: 石持 浅海
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2014/12/05
  • メディア: 文庫


三重県鳥羽市の沖合に浮かぶ本郷島。
木内圭子は、この島を舞台にしたアニメ映画『鹿子(かのこ)の夏』の大ファン。
圭子らファン5人が発起人となり、本郷島で『鹿子の夏』の公開10周年イベントを開催することになった。
5人は地元の人々と話し合いのため、本郷島に行き、民宿・高梨に泊まる。
そこには、「鹿子」とそっくりの娘・彩音がいた。
翌日、発起人の1人、辺見鈴香の他殺死体が発見された……。

石持浅海の本はこれが36冊目。
アニメ映画の「聖地」で殺人事件が起こる、というのが何とも新しい。
それも、三重県の小島。
『ながれぼしのきもち』で山口県の周防大島を舞台にしているので、いろいろと比較してしまった。
あちらは山口弁がいっぱい出てきたが、『身代わり島』はほとんどなし。
それがちょっと物足りなかった。

阿佐ヶ谷のシアター・シャインへ行き、「ねこはっしゃ。」の『ふたり、静かに』を見てきました。
物語は、岡部尚子さんらしい、勘違いが連続するコメディ。
シアター・シャインは客席数100以下の小劇場。
セリフよりも間や表情で見せる演技が多く、小劇場ならではの芝居になっていました。
原田樹里はサンシャイン劇場レベルの大声を出していましたが(そういう役なのです)。
今回が3回目の公演ですが、今までで一番質が高く、かつおもしろい芝居だと思いました。
僕が見たのは初日の翌日の2ステージ目ですが、よっぽど練習したのでしょう、ノーミスに見えました。
3人のやる気をヒシヒシと感じました。
3人のファンはもちろん、キャラメルボックスのサポーターは、絶対に見逃してはいけませんぜ!
いや、それ以外の方もぜひ!
『ふたり、静かに』は10月7日(日)までです。

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