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ロングセラー商品の舞台裏 [本]

1月26日(土)
エフジー武蔵『ロングセラー商品の舞台裏』(成美堂出版)読了。

ロングセラー商品の舞台裏―ヒットを続けるのには理由がある

ロングセラー商品の舞台裏―ヒットを続けるのには理由がある

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 成美堂出版
  • 発売日: 2010/06/01
  • メディア: 単行本


編集チームのエフジー武蔵が、日本のロングセラー商品38の歴史を解説する。

取り上げられたのは、三ツ矢サイダー、ヤクルト、ミルクキャラメル、かっぱえびせん、マルシンハンバーグ、江戸むらさき、のりたま、ポッカレモン、NEWクレラップ、カッターナイフ、金鳥蚊とり線香、スーパーカブなどなど。
〇三ツ矢サイダーは1884年、「三ツ矢印平野水」という名前で発売された。当時は味のない発泡水だった。
〇ヤクルトは現在、世界32カ国で、1日に2600万本飲まれている。
〇森永ミルクキャラメルは1914年の発売当時、「禁煙を欲せられる紳士・淑女のために」というキャッチフレーズで宣伝された。
〇ポッカレモンは1966年の発売当時、合成レモン液で、レモン果汁は入ってなかった。
〇刃が折れる「オルファカッター」は世界100カ国に輸出され、特にカナダでの普及率が高いが、アメリカやヨーロッパではいまだに普通のナイフで紙を切っている。
〇金鳥蚊とり線香の原料である除虫菊は日本では生育してなかった。創業者の上山英一郎は、ノミ取り粉にして販売するため、国内で栽培を開始した。
〇スーパーカブはそれまで男性のものだったバイクを、女性が乗れるものに、というコンセプトで開発された。
などなど、おもしろいウンチクがいっぱい。
ほとんどの商品の発明者の顔写真が載っているのがうれしい。
その全員に「ありがとう!」と言いたかった。
お薦めです。

アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』全12話の、9~12話を見ました。
いやはや、これは本当に凄い。
10話でまたまた物凄いショックが待っていました。
1話がまるまる回想という大胆なシナリオ。
それがまあ、涙なしでは見られない、哀しい物語。
そして、ラストの12話はまたまたショッキングな展開に。
「アニメがこんな終わり方しちゃっていいの?」と言いたくなるような、悲劇としか言いようのない終わり方。
しかし、そこには間違いなく希望がある。
脚本の虚淵玄氏は本当に凄い。
間違いなく傑作だと思いました。
そういうわけで、映画じゃないけど、お薦めです。

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