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リメンバー・ミー [映画]

1月27日(日)
リー・アンクリッチ監督『リメンバー・ミー』(2017年)WOWOWで鑑賞。

リメンバー・ミー MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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メキシコ。
ミゲル(声/アンソニー・ゴンサレス)の家は曾々祖母の代から靴屋で、家族全員で靴を作っている。
曾々祖父が音楽家で、妻と子を捨てて家を出たため、音楽は禁止。
しかし、ミゲルは名曲『リメンバー・ミー』を歌った、今は亡き国民的ミュージシャン、デラクルス(ベンジャミン・ブラット)に憧れていて、家族に隠れてギターを弾いている。
今日は、先祖が家族に会いに来る「死者の日」。
ミゲルは音楽コンテストに出場しようとするが、家族に反対され、ギターを壊されてしまう。
デラクルスの霊廟に忍び込み、彼のギターを手に入れようとしたが……。

アカデミー賞で長編アニメーション賞、同主題歌賞受賞作。
監督が『モンスターズ・インク』『トイ・ストーリー2/3』『ファインディング・ニモ』のリー・アンクリッチなので、文句のつけどころがない。
話がおもしろくて、映像が美しくて、ラストは感動的で、すばらしい出来。
問題は、すべてが先読みできてしまうことで、何もかもが予想通りにうまく収まり、正直物足りなく感じてしまった。
観客は贅沢だ。
もしかすると、『リメンバー・ミー』は『モンスターズ・インク』や『トイ・ストーリー2』より良い出来かもしれないのに、その程度の出来ではもう驚かなくなっているのだ。
死者の国で、フリーダ・カーロが出てきたのはうれしかった。
やはりメキシコが誇る国民的アーティストなのだろう。
細部がいちいちよく出来ていて、やはりリー・アンクリッチは凄いと思った。

おもしろさって難しい。
『魔法少女まどか☆マギカ』と『リメンバー・ミー』は同じアニメというだけで、片方は30分×12回、もう片方は2時間。
単純に比較できるものではないけれど、完成度で言ったら断然『リメンバー・ミー』の方が上なのに、衝撃を受けたのは『魔法少女まどか☆マギカ』。
同じ物語を作る人間としては、やはり『魔法少女まどか☆マギカ』のような作品が作りたいと思います。
が、それは本当に難しい。
難しいけど、新作を書く度に、「今度こそ!」と思います。
頑張ります。

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