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人生に希望をくれる12の物語 [本]

1月27日(日)
鴻上尚史『人生に希望をくれる12の物語』(講談社)読了。

人生に希望をくれる12の物語

人生に希望をくれる12の物語

  • 作者: 鴻上 尚史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/11/21
  • メディア: 単行本


劇作家・演出家の鴻上尚史が、11編の小説と1編のマンガを解説する。

取り上げられたのは、『アルジャーノンに花束を』『百年の孤独』『泣いた赤おに』『友達』『人間失格』『贈る言葉』『劇画・オバQ』『大いなる助走』『変身』『セメント樽の中の手紙』『ガープの世界』『羊をめぐる冒険』。
僕は12編中、11編が既読。
『アルジャーノンに花束を』『セメント樽の中の手紙』『ガープの世界』は僕も大好き。
しかし、僕が読書案内をするとしたら、全く違う12編になるだろう。
各章の後半は本の解説だが、前半は鴻上尚史氏の経験談と文学論。
その文学論がなかなかおもしろくて、タメになりました。

今度は、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』を見始めました。
2011年4月から6月まで、フジテレビで放送されたアニメ。
今日見たのは、1~3話。
舞台は埼玉県秩父市で、市内の実景をかなり忠実に描写している様子。
僕は隣の飯能市の出身で、秩父には何度も行っているので、懐かしかった。
主人公は高校1年の引きこもりの男の子・じんたん(仁太)。
彼の前に、小学校の時に死んだ友達の女の子・めんま(芽衣子)が現れる。
じんたんはめんまが亡くなる前日に心ない言葉を投げつけ、傷つけたことを後悔している。
しかし、めんまの明るい言動に励まされ、少しずつ元気を取り戻していく。
前に見たアニメ映画『聲の形』に雰囲気がとても近いと思いました。
しかし、作られたのは、『あの花』の方が先。
少年少女の繊細な心を描く、優しい物語。
続きが楽しみです。


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