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マンハッタンの女たち [本]

1月31日(木)
ジョン・パトリック・シャンリィ『マンハッタンの女たち』(白水社)読了。

マンハッタンの女たち

マンハッタンの女たち

  • 作者: ジョン・パトリック シャンリィ
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 1992/03
  • メディア: 単行本


マンハッタンのアパートに集まった3人のアラサー女性たちの会話劇。

ジョン・パトリック・シャンリィは1950年、ニューヨーク生まれ。
ニューヨーク大学卒業。
1987年、『月の輝く夜に』でアカデミー脚本賞、全米脚本家組合賞最優秀脚本賞を受賞。
1990年、『ジョー、満月の島へ行く』で映画監督デビュー。
2005年、『ダウト - 疑いをめぐる寓話』でピューリッツァー賞 戯曲部門、トニー賞演劇作品賞を受賞。
2008年、『ダウト』を自ら監督して映画化。
現代のアメリカを代表する脚本家で、『マンハッタンの女たち』は1986年に出版された作品。
現代女性の苦悩を軽量な会話で描き、「うまいな」と思わされた。
好みではないが。

『マンハッタンの女たち』は自宅から2キロの図書館で借りました。
その図書館の戯曲のコーナーには、僕の『銀河旋律/広くてすてきな宇宙じゃないか』(白水社)も置いてありました。
うれしい気持ち、照れ臭い気持ちも感じましたが、「1冊だけか」と残念にも思いました。
僕は今までに、戯曲集を20冊、小説を4冊、演技論の本を1冊出しています。
これは劇団外部の出版社から出してもらったもので、劇団が自費出版した本は、戯曲集が52冊、エッセイ集が2冊。
物凄い数ですね。
しかし、売れたのはどれも1000~2000部。
1万部を超えたのは、『銀河旋律/広くてすてきな宇宙じゃないか』『あたしの嫌いな私の声』『ナツヤスミ語辞典』『成井豊のワークショップ』の4冊だけです。
これで「作家です」と名乗るのは少々恥ずかしい。
だから、図書館がもっと置いてくれれば、と思うわけです。
『スロウハイツの神様』のチヨダ・コーキのように、自分で寄付すればいいのかしら。

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