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氷菓 [映画]

1月31日(木)
安里麻里監督『氷菓』(2018年)WOWOWで鑑賞。

氷菓 DVD 通常版 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: PONY CANNYON Inc(JDS) = DVD =
  • メディア: DVD


折木奉太郎(山崎賢人)は神山高校に入学したばかりの1年生。
「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら、手短に」をモットーにしているが、海外にいる姉の命令で、廃部寸前の古典部に入部する。
ところが、部室には既に先客の千反田える(広瀬アリス)がいた。
さらに、中学が同じだった福部里志(岡山天音)と伊原摩耶花(小島藤子)も入部してきた。
奉太郎は推理力があり、校内で起きた不思議な事件を次々と解決。
すると、えるが「10年前に失踪した伯父が残した言葉を思い出させてほしい」と言い出した……。

米澤穂信氏のミステリ小説の映画化。
僕はこの『氷菓』を第一作とする「古典部シリーズ」が大好きで、文庫になったものは全部読んでいる。
一番好きなのは第二作の『愚者のエンドロール』で、第一作の『氷菓』はシリーズの中では最も地味だと思う。
案の定、映画も地味で、原作に忠実なのは好感が持てるが、後半の盛り上がりに欠けた。
特に、回想シーンの、火事の最中に「関谷」が「養子」を助けるところは、もっとスリリングにしないとダメだろう。
それから、「える」役の広瀬アリスが、僕のイメージと全く違っていて、残念だった。

アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』9~11話を見ました。
これで全11話をコンプリートしたわけてすが、感想を一言で言えば、ついていけなかった。
9話以降の盛り上がりに、完全に置いてきぼりになりました。
でも、これは僕の年齢が原因。
小学生の男女6人のグループの中で起きた恋と友情のもつれが、メンバーの一人の死によって、残り5人のトラウマとなり、高校時代までひきずってしまう。
それが、亡くなった子が幽霊として出現することにより、徐々に解けていく。
この題材に、57歳の僕が感情移入するのは不可能です。
非常に丁寧に作られたアニメで、評価が高いのはよくわかる。
このような、魔法もバトルも出てこない、地味な題材でアニメを作ろうとしたこと、そして実際に質の高いアニメに仕上げたこともすばらしい。
登場人物と同年代か、ちょっと上の人たちは、胸がキュンキュンしただろうと思います。
僕はただただ勉強になりました。
それから、「あなる」こと「安城鳴子」に萌えました。

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