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無冠それでいい [本]

2月12日(火)
片桐真佐紀『無冠それでいい/天才脚本家佐々木守の世界』(ワイズ出版)読了。

無冠それでいい―天才脚本家佐々木守の世界

無冠それでいい―天才脚本家佐々木守の世界

  • 作者: 片桐 真佐紀
  • 出版社/メーカー: ワイズ出版
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 単行本


テレビ草創期から様々な番組の脚本家として活躍した佐々木守の生涯と作品を解説する。

佐々木守氏は1936年、石川県吉田村(現在の能美市西任田町)生まれ。
両親は教師で、元首相の森喜朗氏と元ヤンキースの松井秀喜氏は同じ吉田村の出身。
明治大学文学部で児童文化研究部に所属。
卒業後、ラジオ番組の構成、脚本を始める。
大島渚監督の映画の助監督となり、数本に関わったが、脚本家になるため離れる。
以後、驚異的な早書きと評判を取り、数々の脚本を書く。
『七人の刑事』『ウルトラマン』『コメットさん』『ウルトラセブン』『巨人の星』『柔道一直線』『おくさまは18歳』『刑事くん』『シルバー仮面』『お荷物小荷物』『天下御免』『アイアンキング』『子連れ狼』『ウルトラマンタロウ』『アルプスの少女ハイジ』『赤い迷路』『赤い運命』『赤い絆』『刑事犬カール』などなど。
マンガの『男どアホウ甲子園』の原作も書いている。
1時間のテレビドラマを、なんとわずか4時間で書き上げたらしい。
40年の活動で、書いた脚本が3000本近く。
最盛期は1日50~60枚書いたそうだ。
しかも、書くのが早いので、執筆は午前に終わらせ、午後は読書や打合せに当てていた。
しかし、賞とは無縁で、本人は「無冠の足軽」と称していた。
僕も子供の頃から「佐々木守」という名前は、番組最後のテロップでよく見て、知っていたが、この本でようやくその人となりがわかった。
いやはや、凄い人がいたものだ。

今日は池袋サンシャイン劇場へ行き、『メサイア トワイライトー黄昏の荒野ー』を見てきました。
『エンジェルボール』に出演してくれた山田ジェームズ武君、『おおきく振りかぶって』に出演してくれた金井成大君、石渡真修君、『おおきく振りかぶって/夏の大会編』に出演してくれた近藤頌利君が出演していたのです。
『メサイア』シリーズの4作目で、1~3作では脇だった「北方連合」を主軸にした物語。
拳銃とナイフを使ったアクションがいっぱいで、非常に激しい芝居でした。
しかも、上演時間は2時間30分休憩ナシ。
終演後、楽屋に行く通路で4人に会い、挨拶をして帰りました。
『メサイア トワイライトー黄昏の荒野ー』は2月17日(日)まで池袋サンシャイン劇場で、その後3月1・2日に大阪メルパルクホールで上演します。

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