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人生はシネマティック! [映画]

2月25日(月)
ロネ・シェルフィグ監督『人生はシネマティック!』(2016年)WOWOWで鑑賞。

人生はシネマティック! Blu-ray

人生はシネマティック! Blu-ray

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: Blu-ray


1940年、ロンドン。
カトリン・コール(ジェマ・アータートン)はコピーライターの秘書で、恋人の画家と二人暮らし。
手伝いで書いたコピーが、情報省映画局特別顧問のトム・バックリー(サム・クラフリン)の目に留まり、政府の戦意高揚を目的としたプロパガンダ映画の脚本チームに入ることになる。
今度の題材は、フランス・ダンケルクでドイツ軍の包囲網からイギリス兵士を救出した双子の姉妹。
ところが、姉妹の取材に行ってみると、二人の船はイギリスを出てすぐに故障してしまい、ダンケルクには行っておらず、他の船が救出した兵士数人を乗せて帰ってきたと言う。
しかし、カトリンはその話を聞かなかったことにしてしまう……。

素敵なタイトルだが、原題は『THEIR FINEST』。
脚本家のチームは3人で、思いついたエピソードを小さな紙にメモし、次々と壁に貼っていく。
このやり方は、以前、ピクサーのドキュメンタリー番組でも見たことがある。
欧米では当たり前の手法らしい。
「政府の戦意高揚のためのプロパガンダ映画の脚本家」と言うと、日本では戦争に加担した悪人というイメージになってしまうが、イギリスは違う。
何しろ、第二次世界大戦は、イギリス侵略を狙うナチスを追い払い、打ち倒した、名誉ある戦い。
当然、カトリンたちはカッコよく描かれる。
僕も脚本を書く仕事をしているので、それがちょっと羨ましかった。
題材も興味深いが、ストーリーもおもしろくて、楽しめた。
脇役でビル・ナイが出演していたのもうれしかった。
ビル・ナイは、『ラブ・アクチュアリー』『ショーン・オブ・ザ・デッド』『パイレーツ・オブ・カリビアン』『ホット・ファズ』『ハリー・ポッターと死の秘宝PART1』『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』『アバウト・タイム』など、おもしろい映画に出まくっている人。
選球眼がいいのだと思う。
というわけで、この映画、お薦めです。

キャラメルボックス2019スプリングツアー『スロウハイツの神様』、今日からいよいよ稽古開始です。
17時から、顔合わせ、読み合わせ、親睦会。
脚本の改訂部分、新しく書いたショートストーリーズ3本、役者たちがどう読んでくれるか、とても楽しみ。
ガッチリ稽古して、おもしろい芝居にしたいと思います。

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