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バベットの晩餐会 [映画]

2月27日(水)
ガブリエル・アクセル監督『バベットの晩餐会』(1987年)CSで鑑賞。

バベットの晩餐会 HDニューマスター [DVD]

バベットの晩餐会 HDニューマスター [DVD]

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • メディア: DVD


19世紀半ば、デンマークのユトランド地方の小さな漁村。
マーチーネ(ヴィーベケ・ハストルプ)とフィリパ(ハンネ・ステンスゴー)の姉妹は、プロテスタント牧師の父(ポウエル・ケアン)と3人で暮らしていた。
マーチーネには謹慎中の士官ローレンス(グドマール・ヴィーヴェソン)が、フィリッパには休暇中のオペラ歌手アシール・パパン(ジャン・フィリップ・ラフォン)が求愛するが、二人とも父の仕事を手伝うために、断る
30年後、父は亡くなったが、マーチーネ(ビアギッテ・フェザースピール)とフィリパ(ボディル・キェア)は、貧しい人々に善行を施しながら、ひっそりと暮らしていた。
嵐の夜、パパンからの紹介状を持ったバベット(ステファーヌ・オードラン)がパリから訪ねてきた。
彼女は革命で夫と子供を殺され、逃げてきたのだった。
二人はバベットを家政婦として家におくことにした。
14年後、バベットが宝くじを当てて、1万フランを手にする……。

アカデミー外国語映画賞受賞作。
バベットは1万フランを使って晩餐会を開き、貧しい姉妹と近隣住民たちに手作りのフランス料理をご馳走する。
後半三分の一はバベットが料理を作り、姉妹たちが食べるだけ。
実に変わった映画だが、バベットの料理が何とも豪華で、次は何が出てくるかと、期待してしまう。
それもそのはず、バベットはパリの一流レストランのシェフだったのだ。
バベットが料理を作る姿は逞しく、美しい。
姉妹はバベットがパリに帰ると思っていたが、バベットは料理の材料費で1万フランを使い切ってしまう。
姉妹に自分の渾身の料理を食べさせること。
それがバベットが一番したいことだったのだ。
ラストシーンは、涙とは別の感動があった。
40年前の公開時、見るか見ないか迷って見なかったのだが、年を取ってから見て正解だったかもしれない。

去年の12月26日から、今年の2月24日まで、約2カ月のオフでした。
その間、稽古や本番はもちろん、脚本執筆の仕事もありませんでした。
2カ月もの長いオフは、おそらく30年ぶりくらい。
その間、ワークショップ、ドラマリーディング教室、今年春以降の公演の準備と、それなりに仕事はしましたが、それでも時間はあり余っていた。
で、ついつい来年の公演の脚本まで書き始めてしまいました。
その一方で、映画を見まくりました。
2カ月で81本。
おかげで何とか充実した2カ月にすることができました。

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