宇喜多の捨て嫁 [本]
6月11日(火)
木下昌輝『宇喜多の捨て嫁』(文藝春秋)読了。
戦国時代。
於葉(およう)は、岡山を支配する戦国大名・宇喜多直家の四女。
今年で15歳となり、東美作を支配する後藤家に嫁入りすることになった。
これによって、後藤家と宇喜多家は姻戚関係になるのだが、宇喜多直家にその常識は通用しない。
娘を嫁にやった先を平気で攻める悪逆非道ぶりはつとに有名だった。
それゆえ於葉は「捨て嫁」と呼ばれた……。
宇喜多直家とその周辺の人物を描いた短編6つを収録した連作短編集。
上記は一つ目の『宇喜多の捨て嫁』。
第92回オール読物新人賞受賞。
直木賞の候補にもなったが、僅差で受賞を逃した。
木下昌輝氏は1974年、奈良県生まれ。
2012年、この本でデビュー。
デビュー作とは思えないほど達者な小説だが、僕は直家の怪物ぶりにはついていけなかった。
これが実在の人物だというから、驚く。
まあ、この小説の通りの人物ではないのだろうけど。
木下昌輝『宇喜多の捨て嫁』(文藝春秋)読了。
戦国時代。
於葉(およう)は、岡山を支配する戦国大名・宇喜多直家の四女。
今年で15歳となり、東美作を支配する後藤家に嫁入りすることになった。
これによって、後藤家と宇喜多家は姻戚関係になるのだが、宇喜多直家にその常識は通用しない。
娘を嫁にやった先を平気で攻める悪逆非道ぶりはつとに有名だった。
それゆえ於葉は「捨て嫁」と呼ばれた……。
宇喜多直家とその周辺の人物を描いた短編6つを収録した連作短編集。
上記は一つ目の『宇喜多の捨て嫁』。
第92回オール読物新人賞受賞。
直木賞の候補にもなったが、僅差で受賞を逃した。
木下昌輝氏は1974年、奈良県生まれ。
2012年、この本でデビュー。
デビュー作とは思えないほど達者な小説だが、僕は直家の怪物ぶりにはついていけなかった。
これが実在の人物だというから、驚く。
まあ、この小説の通りの人物ではないのだろうけど。