SSブログ

格闘する者に〇 [本]

6月27日(木)
三浦しをん『格闘する者に〇』(新潮文庫)読了。

格闘する者に○ (新潮文庫)

格闘する者に○ (新潮文庫)

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/03/02
  • メディア: 文庫


藤崎可南子は大学4年で、義母、高校生の弟・旅人と3人暮らし。
小さい頃からマンガが大好きで、今は出版社を目指して就活中。
同級生の砂子と二木君も就活を始めたが、イマイチ熱が入らない。
ある日、義母から、父が帰宅する、親族会議が開かれる、と告げられる。
父は国会議員で、そろそろ跡継ぎを決めなければならないらしい。
しかし、可南子も旅人も、政治家になる気は全くなかった……。

三浦しをん氏は1976年、東京生まれ。
早稲田大学第一文学部を卒業し、2000年に『格闘する者に〇』でデビュー。
2006年に『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。
2012年に『舟を編む』で本屋大賞受賞。
新人賞を受賞してデビューする作家が多い中、書き下ろしの単行本でデビューした、珍しい人。
その時、24歳。
それが『格闘する者に〇』なのだが、24歳、デビュー作とは思えないほど達者で、その後の活躍は当然の結果だと思った。
僕は今までに『まほろ駅前多田便利軒』『神去なあなあ日常』『風が強く吹いている』『舟を編む』『格闘する者に〇』の5作を読んできたが、それ以外の作品も読んでみようと思う。

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

nice! 2