SSブログ

愛のコリーダ [映画]

7月23日(火)
大島渚監督『愛のコリーダ』(1976年)netflixで鑑賞。

愛のコリーダ [DVD]

愛のコリーダ [DVD]

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2011/09/23
  • メディア: DVD


昭和11年2月、東京・中野。
料亭「吉田屋」で、阿部定(あべさだ)と名乗る女(松田英子)が住み込み女中として働き始める。
定は30すぎで、元女郎だった。
料亭の主人の吉蔵(藤竜也)の愛人となり、密会を重ねるが、吉蔵の妻(中島葵)に知られてしまう。
二人は駆け落ちするが、すぐに金が尽きる。
定は金策のため、名古屋に向かうが……。

昭和11年に起きた「阿部定事件」を映画化。
いわゆる「ハードコア」映画で、全体の80パーセントがセックスシーン。
しかも、本当にセックスしていて、性器も写されている(ボカシが入っているが)。
1976年の公開当時、僕は中学3年だったが、マスコミが大騒ぎになったのを覚えている。
藤竜也はこの映画に出たおかげで、その後2年間、仕事が来なかったらしい。
出演したこと自体が、物凄く勇敢だと思う。
愛しているからセックスしたい、ずっとセックスしていたい、と考える定はいささか特殊だが、これもまた一つの純愛なのだと思う。
というわけで、非常に過激で実験的な映画だが、おもしろいかと聞かれたらノーと答えるしかない。
でも、それが大島渚の映画なのだ。

nice!(3) 
共通テーマ:演劇

nice! 3