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ドライヴ [本]

7月26日(金)
ジェイムズ・サリス『ドライヴ』(ハヤカワ文庫)読了。

ドライヴ〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

ドライヴ〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

  • 作者: ジェイムズ・サリス
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/02/29
  • メディア: 文庫


「ドライバー」はハリウッド映画でスタント・ドライバーをつとめる男。
そして、裏では、犯罪者が乗る車両の運転手も引き受けていた。
今回の仕事は、銀行強盗の逃走車両の運転。
現場の近くで待っていると、銀行内で銃撃戦が発生。
どうやら仲間割れを始めたようだ。
やがて犯人グループの一人、ブランチという女が車に駆け込んできて、「出して!」と叫んだ。
ブランチが手にしたバッグには、25万ドルが入っていた……。

ニコラス・ウィンディング・レフン監督の映画『ドライヴ』(2011年)の原作。
映画はライアン・ゴズリングが主演で、この本を読んで、わりと原作に忠実に映画化されていたことがわかった。
レフン監督はこの映画で、カンヌ国際映画祭の監督賞を受賞している。
僕は去年見たが、なかなか出来のいいアクション映画だった。
作者のジェイムズ・サリスは生没年不明で、詩人・小説家・批評家・エッセイスト・音楽学者・翻訳家・脚本家・大学講師など、様々な顔を持つ人。
代表作は、『黒いスズメバチ』『コオロギの眼』など、ニューオーリンズの黒人探偵ルー・グリフィンを主人公としたシリーズ。
『ドライヴ』を読むまで全く知らない作家だったが、楽しめた。

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