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しらみとり夫人・財産没収ほか [本]

7月30日(火)
テネシー・ウィリアムズ『しらみとり夫人・財産没収ほか』(ハヤカワ演劇文庫)読了。

テネシー・ウィリアムズ しらみとり夫人・財産没収ほか (ハヤカワ演劇文庫 6)

テネシー・ウィリアムズ しらみとり夫人・財産没収ほか (ハヤカワ演劇文庫 6)

  • 作者: テネシー・ウィリアムズ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2007/01/24
  • メディア: 文庫


アメリカの劇作家テネシー・ウィリアムズの短編戯曲7つを収録した戯曲集。
収録作品は、『しらみとり夫人』『風変わりなロマンス』『ロング・グッドバイ』『バーサよりよろしく』『財産没収』『話してくれ、雨のように……』『東京のホテルのバーにて』。

テネシー・ウィリアムズは1911年、ミシシッピ州生まれ。
本名はトマス・ラニア・ウィリアムズⅢ世。
ミズーリ大学、ワシントン大学、アイオワ大学などで学んだ後、1944年に劇作家としてデビュー。
『欲望という名の電車』(1948年)、『熱いトタン屋根の猫』(1955年)で、ピューリッツァー賞を2回受賞。
上記の2作と、『ガラスの動物園』(1945年)、『イグアナの夜』(1961年)で、ニューヨーク劇評家協会賞を4回受賞。
アーサー・ミラーと並んで、20世紀のアメリカを代表する劇作家。
社会の最低辺で暮らす人々を描くことが多く、その作風はひたすら暗い。
この本に載っている作品も同様だった。
また、自伝的な作品を書くことが多く、この本のあちこちに、若き日のテネシー・ウィリアムズらしき人物が出てきた。
1983年、72歳で死去。

今日は池袋シアターグリーンへ行き、息子の芝居を見てきました。
シアターグリーン学生演劇祭に参加した、テアトロネネム『あるひとつの告白について』。
上演時間は24分で、もう一つの劇団・ぺぺぺの会『夢の旧作』(こちらは40分)と2本立て。
息子は脚本・演出ですが、客入れと前説もやってました。
24分の短編ですが、オリジナルなので、これが一応、息子の処女作ということになります。
今日が初日で、あとは8月5日(月)・6日(火)の2日間、上演します。
よかったら、ぜひ!

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