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ゴッホのあしあと [本]

8月26日(月)
原田マハ『ゴッホのあしあと』(幻冬舎新書)読了。

ゴッホのあしあと 日本に憧れ続けた画家の生涯 (幻冬舎新書)

ゴッホのあしあと 日本に憧れ続けた画家の生涯 (幻冬舎新書)

  • 作者: 原田 マハ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2018/05/30
  • メディア: 新書


小説家で元キュレーターの原田マハが、19世紀のオランダの画家フィンセント・ファン・ゴッホの生涯を解説する。

原田マハ氏の本はこれが25冊目だが、新書は初めて。
ゴッホを描いた小説『たゆたえども沈まず』の出版に合わせて、自身とゴッホの関わりを本にしたらしい。
原田氏は元々ゴッホのファンだったが、この小説を書くために、縁の地を取材して回った。
この本はその記録にもなっている。
ゴッホはオランダ人だが、フランス語はもちろん、ラテン語も堪能だったらしい。
浮世絵を愛し、日本に行きたいと強く願った。
37歳でピストル自殺するまで独身で、生前は1枚しか絵が売れなかった。
今、ゴッホの絵は数十億円で取引されている。
日本にもファンが多く、原田氏は「ゴッホと日本は相思相愛なのだ」と書いている。
僕は『夜のカフェテラス』と『星月夜』が好きだ。
原田氏は、『夜のカフェテラス』の良さは「寂しさ」にあると言う。
全く同感である。



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