光まで5分 [本]
8月28日(水)
桜木紫乃『光まで5分』(光文社)読了。
沖縄、那覇。
ツキヨは北海道東部出身で、38歳。
今は龍宮城という場末の売春宿で娼婦をしている。
歯痛に苦しんでいると、その日の客が「国際通りから小路に入って少し奥にブラックジャックがいる」と言った。
そこは赤いドアのバーで、万次郎という男がタトゥーショップをやっていた。
ちょうどヒロキという若者の背中に、モナ・リザを入れているところだった。
万次郎は元歯科医で、ツキヨの虫歯を抜いてくれた。
ツキヨはヒロキと仲良くなり、龍宮城を辞めて、その店の二階に転がり込んだ……。
桜木紫乃氏の本はこれが15冊目。
どん底の男女3人の共生を描く。
帯に「はきだめのメルヘン」というコピーが書いてあったが、的を射た表現だと思う。
ここには、恋愛でも友情でもない、しかし温かい関係が描かれている。
それにしても、万次郎はちょっとカッコよすぎないか?
桜木紫乃『光まで5分』(光文社)読了。
沖縄、那覇。
ツキヨは北海道東部出身で、38歳。
今は龍宮城という場末の売春宿で娼婦をしている。
歯痛に苦しんでいると、その日の客が「国際通りから小路に入って少し奥にブラックジャックがいる」と言った。
そこは赤いドアのバーで、万次郎という男がタトゥーショップをやっていた。
ちょうどヒロキという若者の背中に、モナ・リザを入れているところだった。
万次郎は元歯科医で、ツキヨの虫歯を抜いてくれた。
ツキヨはヒロキと仲良くなり、龍宮城を辞めて、その店の二階に転がり込んだ……。
桜木紫乃氏の本はこれが15冊目。
どん底の男女3人の共生を描く。
帯に「はきだめのメルヘン」というコピーが書いてあったが、的を射た表現だと思う。
ここには、恋愛でも友情でもない、しかし温かい関係が描かれている。
それにしても、万次郎はちょっとカッコよすぎないか?