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ウンベルト・D [映画]

8月30日(金)
ヴィットリオ・デ・シーカ監督『ウンベルト・D』(1951年)GYAOで鑑賞。

ウンベルトD ヴィットーリオ・デ・シーカ Blu-ray

ウンベルトD ヴィットーリオ・デ・シーカ Blu-ray

  • 出版社/メーカー: アイ・ヴィ・シー
  • メディア: Blu-ray


イタリア。
ウンベルト(カロル・バッティスティ)は70歳、元官吏で、今は愛犬のフランクと年金生活。
しかし、年金が安すぎて、アパートの家賃が溜まり、追い出されようとしていた。
家主(リナ・ジェンナーリ)は催促を繰り返すが、小間使いのマリア(マリア・ピア・カジリオ)はいたわってくれた。
マリアは妊娠していて、家主にバレたら追い出されると言う。
ある日、ウンベルトは喉の痛みを感じて、慈善病院に入院する。
退院してアパートに帰ると、家主が勝手に改装を始めていた……。

モノクロ映画。
ヴィットリオ・デ・シーカはイタリア・ネオリアリズモを代表する監督。
代表作は『自転車泥棒』で、僕も泣きながら見た。
『自転車泥棒』は出演者全員が素人という、驚異的な作品。
『ウンベルト・D』も、ウンベルトは大学教授、マリアも町で見つけた素人らしい。
それなのにプロに遜色ない演技を見せる。
しかし、この映画の最大の功労者は、愛犬フランク。
彼の演技に二度泣かされた。
犬好きは断固見るべし!

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