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朝日ぎらい [本]

9月12日(木)
橘玲『朝日ぎらい』(朝日新書)読了。

朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論 (朝日新書)

朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論 (朝日新書)

  • 作者: 橘 玲
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2018/06/13
  • メディア: 新書


作家で、ベストセラーになった『言ってはいけない』の作者・橘玲(たちばなあきら)が、朝日新聞に代表される戦後民主主義が今の日本国民になぜ嫌われるのか、分析・解説する。

おもしろかった!
そして同時に非常にタメになった。
現在、20・30代の若者の自民党支持率が高いのは、左派政党よりリベラルに見えるからだ、というのはまさに卓見。
今の若者は右傾化していると言われるが、それは間違いだと橘氏は言う。
そして、客観的なデータによって、世界的に、保守支持者よりリラベル支持者の方が、裕福で知能が高いと語る。
彼らは今の政治に不満を感じ、改革すべきと考えている。
ところが、今の日本の現状を変えようとしているのは、左派政党より自民党なのだ。
それは憲法改正一つを取っても明らか。
働き改革もそうだ。
韓国との国交もそうだ。
朝日新聞を代表とする戦後民主主義は、今までのやり方を守ろうとしている「守旧派」のように見える。
だから、嫌われる。
『言ってはいけない』とその続編もすばらしかったが、これもそれに並ぶ。
お薦めです。

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