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「意識高い系」の研究 [本]

9月16日(火)
古谷経衡『「意識高い系」の研究』(文春新書)

「意識高い系」の研究 (文春新書)

「意識高い系」の研究 (文春新書)

  • 作者: 古谷 経衡
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2017/02/17
  • メディア: 単行本


1982年生まれの文筆家・古谷経衡が、若者言葉として定着した「意識高い系」の実際を分析・解説する。

「意識高い系」という言葉、知ってはいたが、意味を誤解していた。
ほめ言葉だと思っていたが、けなし言葉だった。
自分は意識が高いと思い込んで暴走する勘違い野郎のことだった。
古谷氏は、彼らが地方出身者で、地元の学校カーストでは中間層だったと言う。
地元では、学校カーストのトップが卒業後も君臨するので、トップに立てない。
だから、東京に出てくる。
が、東京には東京のジモティがいて、やはりトップには立てない。
それなのにトップに立とうとして、空回りする。
それが「意識高い系」の正体だと言う。
学校カーストって、卒業後も残存するものなのか?
結局、親にパラサイトして、遊興費をたくさん持っているジモティが有利なのか?
僕には全然納得できないが、若者の実態を知らないので、反論できない。
一つの意見として、胸に止めておこうと思う。

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