メビウス・レター [本]
9月20日(金)
北森鴻『メビウス・レター』(講談社文庫)読了。
阿坂龍一郎は独身の作家で、烏丸芳江という秘書が雇えるほどの売れっ子。
ある日、阿坂の元に一通の手紙が届く。
それは、10数年前に自殺した高校生へあてたものだった。
その高校生は男子で、美術室で焼身自殺した。
手紙の作者は死者の友人で、その死が他殺ではないかと疑い、調査を開始した。
そして、その途中経過を、死者に手紙で書き送っていた。
その手紙が、なぜか阿坂に送られてきたのだ。
第二・第三の手紙が送られてくるうちに、阿坂が追い詰められていく……。
北森鴻氏の本を読むのは、これが初めて。
北森氏は1961年、山口県生まれ。
駒澤大学文学部を卒業後、1995年に『狂乱廿四孝』が鮎川哲也賞を受賞してデビュー。
1999年『花の下にて春死なむ』で、日本推理作家協会賞短編部門受賞。
2010年、心不全で死去。享年48歳。
僕と同い年で、既に亡くなっているというのが驚き。
この作品では非常に複雑なプロットを上手にまとめ上げ、クライマックスでは2回の大逆転を仕掛けるなど、実に巧い作家だと思った。
他の本も読んでみたい。
北森鴻『メビウス・レター』(講談社文庫)読了。
阿坂龍一郎は独身の作家で、烏丸芳江という秘書が雇えるほどの売れっ子。
ある日、阿坂の元に一通の手紙が届く。
それは、10数年前に自殺した高校生へあてたものだった。
その高校生は男子で、美術室で焼身自殺した。
手紙の作者は死者の友人で、その死が他殺ではないかと疑い、調査を開始した。
そして、その途中経過を、死者に手紙で書き送っていた。
その手紙が、なぜか阿坂に送られてきたのだ。
第二・第三の手紙が送られてくるうちに、阿坂が追い詰められていく……。
北森鴻氏の本を読むのは、これが初めて。
北森氏は1961年、山口県生まれ。
駒澤大学文学部を卒業後、1995年に『狂乱廿四孝』が鮎川哲也賞を受賞してデビュー。
1999年『花の下にて春死なむ』で、日本推理作家協会賞短編部門受賞。
2010年、心不全で死去。享年48歳。
僕と同い年で、既に亡くなっているというのが驚き。
この作品では非常に複雑なプロットを上手にまとめ上げ、クライマックスでは2回の大逆転を仕掛けるなど、実に巧い作家だと思った。
他の本も読んでみたい。