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花の下にて春死なむ [本]

9月22日(日)
北森鴻『花の下にて春死なむ』(講談社文庫)読了。

花の下にて春死なむ (講談社文庫)

花の下にて春死なむ (講談社文庫)

  • 作者: 北森 鴻
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/12/14
  • メディア: 文庫


飯島七緒はフリーライターで、俳句結社「紫雲律」に参加している。
ある日、仲間の老人・片岡草魚が死ぬ。
本名は片岡正のはずだったが、名前も本籍地もすべてデタラメだった。
片岡は一体何者だったのか?
七緒の行きつけのビア・バー「香菜里屋」のマスター・工藤に話すと、片岡の出身地は山口県ではないかと言う。
バーに来た時の話ぶりでわかったと言う。
七緒はすぐに山口に向かった……。

日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門受賞作。
ビア・バー「香菜里屋」を舞台にした6つの短編を収録。
やはり表題作の『花の下にて春死なむ』が抜群に良い。
その後日談である『魚の交わり』もあって、さらに楽しめた。
ビア・バー「香菜里屋」を舞台にした作品は他に3作もあるらしい。
気になる気になる。


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