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オンブレ [本]

10月16日(水)
エルモア・レナード『オンブレ』(新潮文庫)読了。

オンブレ (新潮文庫)

オンブレ (新潮文庫)

  • 作者: エルモア レナード
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2018/01/27
  • メディア: 文庫


1884年8月、アメリカのアリゾナ州スウィートメアリ。
カール・アレンは20代前半で、駅馬車の路線会社に勤めている。
ある日、上司の支配人のヘンリー・メンデスが、デルガド行きのマッド・ワゴンに乗れと命じる。
御者はメンデスで、カールはその助手。
乗客は、アパッチにさらわれた後、救出された17歳の娘マクラレン。
インディアン管理官のフェイヴァーとその妻。
ならず者のプレンデン。
そして、アパッチに育てられた21歳の男ジョン・ラッセル。
ジョンはその勇気と拳銃の腕から「オンブレ(メキシコ語で『男』」と呼ばれていた……。

翻訳は村上春樹氏。
巻末の村上氏の解説によれば、エルモア・レナードはコンテンポラリー・ノワール・ミステリーの作家として有名だが、最初は西部小説の作家としてデビューした。
その頃の代表作が『オンブレ』。
1961年の発表で、1967年に『太陽の中の対決』というタイトルで、ポール・ニューマン主演で映画化された。
併録の短編『三時十分発ユマ行き』は1953年の発表で、1957年に『決断の3時10分』というタイトルで、グレン・フォード主演で映画化。
さらに、2007年に『3時10分、決断のとき』というカイトルで、ラッセル・クロウ主演で映画化。
僕は最後の1本だけ見ている。
西部小説というものを初めて読んだが、拳銃の撃ち合いはやはり映画で見た方がおもしろいと思った。

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