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ジョン・エヴァレット・ミレイ [本]

11月16日(土)
荒川裕子『ジョン・エヴァレット・ミレイ』(東京美術)読了。

ジョン・エヴァレット・ミレイ: ヴィクトリア朝 美の革新者 (ToBi selection)

ジョン・エヴァレット・ミレイ: ヴィクトリア朝 美の革新者 (ToBi selection)

  • 作者: 荒川 裕子
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2015/12/01
  • メディア: 単行本


19世紀のイギリスの画家ジョン・エヴァレット・ミレイの作品と生涯を解説する。

かの有名な、川面に浮かぶオフィーリアを描いた、イギリス、ラファエル前派の画家。
ジョン・エヴァレット・ミレイは、1829年、イギリス、サウサンプトン生まれ。
38年、イギリスに転居して、サスの画塾で学び始める。
40年、ロイヤル・アカデミーの美術学校に史上最年少の11歳で入学。
46年、ロイヤル・アカデミーの展覧会に初出品。
48年、ミレイとダンテ・ゲイブリエル・ロセッッティが中心となって、ラファエル前派兄弟団を結成。激しくバッシングを受ける。
51年、批評家のジョン・ラスキンがラファエル前派を擁護し、地位を高める。
53年、ロイヤル・アカデミーの准会員となる。ロセッティらに裏切り者と罵られる。ラファエル前派閥は空中分解。
55年、パリ万国博覧会に『オフィーリア』など3点を出品。ドラクロアに称賛される。ジョン・ラスキンと離婚したエフィーと結婚。
63年、ロイヤル・アカデミーの正会員となる。以降、イギリスを代表する画家として活躍。
78年、パリ万国博覧会10点を出品し、金メダル、レジオン・ドヌール勲章を授与される。
86年、准男爵位を授与される。
96年、ロイヤル・アカデミーと会長となる。咽頭ガンで、67歳で死去。
駆け出しの頃こそ、ラファエル前派の代表としてバッシングを受けたが、その後はメインストリームを歩み、19世紀のイギリスを代表する画家となった。
この人の描く少女は本当に可憐で美しい。
大好きな画家の一人です。

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