SSブログ

翔んで埼玉 [映画]

1月21日(火)
武内英樹監督『翔んで埼玉』(2019年)WOWOWで鑑賞。

翔んで埼玉 通常版 [Blu-ray]

翔んで埼玉 通常版 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • メディア: Blu-ray


埼玉県春日部市。
菅原好海(ブラザートム)、妻の真紀(麻生久美子)、娘の愛海(島崎遥香)が車で移動中、ラジオから埼玉県に関する都市伝説が流れてくる。
東京都内の超名門校に、アメリカからの転校生・麻実麗(Gackt)がやってくる。
都知事の息子の壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が校内を案内する。
青山・赤坂居住者はA組、というふうに、クラスは都会指数の高さによって分けられ、埼玉県人は裏山のぼろ家のZ組で悲惨な生活を送っていた。
壇ノ浦はZ組の生徒を邪険に扱ったが、麻実は優しく応対した。
実は麻実は、埼玉県知事・西園寺宗十郎(麿赤兒)を父に持つ、隠れ埼玉県人だった……。

1982年に発表され、2015年に復刊した、魔夜峰央の同名コミックの実写映画化。
僕は原作は未読だが、映画の評判があまりにも良いので、鑑賞してみた。
結果は正解!
武内英樹監督は、『テルマエ・ロマエ』の時もバカバカしい話をきわめて丁寧に、しかもセンスよく撮っていて感心したが、今回も同じ。
何度も爆笑させられた。
浦和人と大宮人がケンカしていて、与野人が仲裁しようとしたら、「与野は黙ってろ!」と2人に怒鳴られるシーン。
埼玉県人の群衆と千葉県人の群衆が流山で対峙して、それぞれの県の出身者を自慢し合うシーン。
「麻実」と「壇ノ浦」が乗った常磐線の電車がシベリアの荒野のような我孫子付近を走るシーン。
などなど、名場面がいっぱい。
特筆すべきは主役の二階堂ふみで、都知事の息子の高慢な少年を大真面目に、ハイテンションで演じていて、お見事だった。
Z組の生徒の「下川信男」を演じた加藤諒もすばらしい。
僕は30歳まで埼玉県在住で、中学の時、練馬区内の国立中学に進学し、「埼玉県人差別」をイヤというほど受けた。
ゆえに共感できる部分がたくさんあり、楽しめたのだと思う。
お薦めです。
特に埼玉県人に。

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

nice! 2