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ジブリの絵職人 男鹿和雄展 [本]

1月22日(水)
スタジオジブリ編『ジブリの絵職人 男鹿和雄展』(日本テレビ放送網)読了。

ジブリの絵職人 男鹿和雄展

ジブリの絵職人 男鹿和雄展

  • 作者: 男鹿和雄
  • 出版社/メーカー: (unknown)
  • 発売日: 2010
  • メディア: 大型本


2007年、東京都現代美術館で開催された「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」の公式パンフレット。

男鹿和雄(おがかずお)氏は1952年、秋田県仙北郡太田町(現在は大仙市)生まれ。
1972年、小林七郎氏が経営するアニメーションの背景の下請け制作会社「小林プロダクション」に入社。
『侍ジャイアンツ』『はじめ人間ギャートルズ』『ガンバの冒険』などに参加。
その後、マッドハウスに移籍し、椋尾篁氏の下で『幻魔大戦』『カムイの剣』などに参加。
美術監督として、『はだしのゲン』『時空の旅人』『妖獣都市』などを手がける。
1987年、『となりのトトロ』の美術を担当。
その後、スタジオジブリに入社し、数々の作品に参加。
『おもいでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』では美術監督を担当。
1995年にスタジオジブリは退社したが、同社の作品の制作にはその後も参加し続けている。
男鹿氏は画家志望でも、アニメーター志望でもなかった。
ゆえに正規の美術教育を受けていない。
「絵職人」と呼ばれるのはそのせいだろうが、この本に描かれた景色の美しさには圧倒された。
「小林プロダクション」に入社して、アニメの背景を描き始めてから、どれほど努力なさったのだろうと思う。
『となりのトトロ』の時、背景を描いていると、後ろに宮崎駿氏が立ち、「男鹿さんの基準はこんなもんですか」と言ったらしい。
それで男鹿氏は「これは相当な覚悟がいる!」と思ったそうだ。
いかにも宮崎氏らしい、「いい話」だなと思った。

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