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繁栄の昭和 [本]

1月26日(日)
筒井康隆『繁栄の昭和』(文藝春秋)読了。

繁栄の昭和 (文春文庫)

繁栄の昭和 (文春文庫)

  • 作者: 筒井 康隆
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2017/08/04
  • メディア: 文庫


短編小説9、コント2、エッセイ1を収録した短編集。

筒井康隆氏の本は何冊読んだかわからない。
中学時代に読み始めて以来45年間、ほとんどの著作を読んできた。
この『繁栄の昭和』は2014年に単行本として出版されたが、6年も見過ごしていた。
相変わらずの好き放題で、SFもあれば、コントもあるという乱雑ぶり。
が、演劇を題材とした『リア王』は、非常にまじめに書かれていて、楽しめた。
『科学探偵帆村』にもビックリさせられた。
これだから、読むのをやめられないのだ。

今日は西葛西の東京放送芸術&映画俳優専門学校へ行き、2年生の進級公演『島原こったい物語』を見てきました。
北篠秀司氏の『太夫さん』を、2年の担任の千葉有卯助さんが潤色・演出した作品。
昭和20年代の京都・島原の芸者置屋が舞台。
出演者全員が京都弁でしゃべっていました。
しかも、ほとんど全員が和服。
演技以前にやらなければいけないことが山ほどあって、おそらくミュージカル並みに大変だったと思います。
ですので、まずよくやり遂げたと褒めたい。
演技も、中間公演の『シラノ・ド・ベルジュラック』より遥かに進歩していました。
今年秋のスペシャル公演は、この2年生が主体となる。
俄然、楽しみになってきました。

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