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錆びた滑車 [本]

2月7日(金)
若竹七海『錆びた滑車』(文春文庫)読了。

錆びた滑車 (文春文庫)

錆びた滑車 (文春文庫)

  • 作者: 七海, 若竹
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/08/03
  • メディア: 文庫


葉村晶(はむらあきら)は40代の女性私立探偵。
70代の女性・石和梅子の身辺調査を依頼され、尾行を開始。
梅子が訪問先の青沼ミツエと喧嘩を始め、その騒ぎに巻き込まれ、怪我をしてしまう。
さらにひどい怪我を負ったミツエを助け、病院に行く。
ミツエはアパートを経営していて、孫のヒロトと暮らしていた。
ミツエの亡くなった息子の蔵書の処分を頼まれ、アパートの空き部屋に住み込むことになるが……。

若竹七海氏の本はこれが10冊目。
「葉村晶」シリーズの7冊目。
女性探偵を主人公とした、正統派のハードボイルド小説。
非常に現実的で、プロットは複雑の極致。
毎度のことながら、よくもまあこんな難しい話を考え、書いたものだと感心した。
昨年末、シリーズ8冊目が出たらしい。
当然、読むつもり。

アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』『おおきく振りかぶって/秋の大会編』ダブルヘッダー特別公演の稽古。
今日は14時から『おおきく振りかぶって』の第三回通し稽古、18時から、『おおきく振りかぶって/秋の大会編』の第三回通し稽古。
ダンスの振付の、川崎先生と米花先生も見に来てくださいました。
上演時間は、『おおきく振りかぶって』が2時間4分45秒、『おおきく振りかぶって/秋の大会編』が1時間59分32秒。
台本の長さはほぼ同じなのに、5分も差がついてしまいました。
が、どちらが早すぎる、遅すぎるということはない。
どちらもおもしろい作品に仕上がってきました。
できれば、2本とも見てほしい。
ご来場を心よりお待ちしています。


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