SSブログ

そしてミランダを殺す [本]

2月15日(土)
ピーター・スワンソン『そしてミランダを殺す』(創元推理文庫)読了。

そしてミランダを殺す (創元推理文庫)

そしてミランダを殺す (創元推理文庫)

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2018/02/21
  • メディア: 文庫


ロンドン・ヒースロー空港。
アメリカ人の若き実業家テッド・セヴァーソンは、空港のバーでリリー・キントナーという女性と出会う。
その場の勢いで、妻のミランダに浮気されたこと、殺したいと思っていることを話してしまう。
ところがリリーは、協力すると言った。
二人はボストン行きの飛行機に一緒に乗り、殺人計画を話し合う。
ミランダは新居の豪邸の建築にかかりきりで、その現場監督ブラッド・ダケットと不倫していた。
テッドはリリーに言われた通りに、ブラッドの身辺調査を開始する……。

「このミステリがすごい!」2018年度海外編の第二位。
ピーター・スワンソンはアメリカ・マサチューセッツの生まれで、2014年に『時計仕掛けの恋人』でデビュー。
『そしてミランダを殺す』は2015年の第二作。
現在、映画化の話が進んでいるらしい。
パトリシア・ハイスミスの『見知らぬ乗客』の現代版といった感じで、非常に質の高い倒叙ミステリーだった。
傑作と呼んでいいだろう。
お薦めです。

今日はアルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』『おおきく振りかぶって/秋の大会編』ダブルヘッダー特別公演の本番2日目。
12時から『秋の大会編』のゲネプロ、17時から同作品の本番初日。
上演時間は2時間0分ちょっと。
ゲネプロはテンポが悪かったけど、本番初日は見違えるほど出来のいい芝居になりました。
原作者のひぐちアサさんが見に来てくださり、たくさん褒めてくださいました。
うちの妻と娘も観劇。
『秋の大会編』のダンスは、川崎悦子先生のお弟子さんの米花先生が振付したのですが(それを川崎先生が監修)、娘は普段、川崎先生のビートニック・スタジオで、米花先生にヒップホップを習っている。
「あのダンス、私も踊りたい!」と言っていました。
ダンスだけでなく、芝居も褒めてくれたので、とても幸せでした。
よかったよかった!

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

nice! 2