純愛小説 [本]
10月19日(月)
篠田節子『純愛小説』(角川書店)読了。
吉岡香織は出版社の編集者で、40代後半、独身。
中学からの友人である柳瀬から、妻に離婚を迫られていると言われ、驚く。
しかも、妻は香織と柳瀬の仲を疑っているらしい。
知り合って30年以上になるが、二人の間に男女の気配は微塵もなかった。
香織は妻の誤解を何とか解こうとするが……。
篠田節子氏の本はこれが32冊目。
短編4つを収録した短編集で、上記は表題作の『純愛小説』。
なかなか質の高い短編集で、僕は二つ目の『鞍馬』が一番気に入った。
篠田氏は生物パニックやホラーを書く人なので、普通の小説もなぜか怖い。
『鞍馬』は長崎に住む60代の女性が主人公で、東京の実家に住む姉の家へ行ってみたら、そこは更地になっていた。
姉の行方はわからない。
ほら、怖いでしょう?
しかし、これも歴とした純愛小説なのだ。
というわけで、お薦めです。
篠田節子『純愛小説』(角川書店)読了。
吉岡香織は出版社の編集者で、40代後半、独身。
中学からの友人である柳瀬から、妻に離婚を迫られていると言われ、驚く。
しかも、妻は香織と柳瀬の仲を疑っているらしい。
知り合って30年以上になるが、二人の間に男女の気配は微塵もなかった。
香織は妻の誤解を何とか解こうとするが……。
篠田節子氏の本はこれが32冊目。
短編4つを収録した短編集で、上記は表題作の『純愛小説』。
なかなか質の高い短編集で、僕は二つ目の『鞍馬』が一番気に入った。
篠田氏は生物パニックやホラーを書く人なので、普通の小説もなぜか怖い。
『鞍馬』は長崎に住む60代の女性が主人公で、東京の実家に住む姉の家へ行ってみたら、そこは更地になっていた。
姉の行方はわからない。
ほら、怖いでしょう?
しかし、これも歴とした純愛小説なのだ。
というわけで、お薦めです。