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電送人間 [映画]

10月21日(水)
福田純監督『電送人間』(1960年)NETFLIXで鑑賞。

電送人間  [東宝DVD名作セレクション]

電送人間 [東宝DVD名作セレクション]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2015/07/15
  • メディア: DVD


多摩川園のお化け屋敷でブローカーの塚本が刺殺された。
新聞記者の桐岡(鶴田浩二)は、大学の同窓生である小林警部(平田昭彦)に協力して、捜査に乗り出す。
塚本の友人のキャバレー経営者・隆昌元を張り込んでいる最中、隆が発光する不気味な怪人(中丸忠雄)によって刺殺された!
怪人が倉庫に逃げ込むと火災が発生。
焼け跡に灰塵の死体はなく、冷却装置と放電装置を組み合わせたような機械が残されていた……。

東宝の「変身人間シリーズ」の第二作。
東映のスター・鶴田浩二を主役に迎えたが、出来はひどいもの。
電送人間の中本伍郎(中丸忠雄)は浅間山麓で農場をやっていて、東京で事件が起きるたびに、その時間は農場にいたとアリバイを主張する。
当然、自分自身を電送して犯行に及んだわけだが、電送には送信する機械と受信する機械が必要で、農場の機械で送信するのはよいが、問題は受信。
中本は犯行のたびに現場の近くに巨大な受信装置を送るのだ。
そんなの、普通気付くでしょうに。
救いはヒロインの白川由美で、この映画でも美しかった。
『美女と液体人間』でもこの映画でも、下着姿になったのは立派。
電送人間役の中丸忠雄は知的で冷酷ですばらしかった。
他に、河津清三郎、土屋嘉男らが出演。

電送1.jpg
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東宝特撮映画を4本続けて見ましたが、出来は①『ガス人間第一号』、②『美女と液体人間』、③『電送人間』、④『透明人間』。
主役とヒロインは毎回変わるけど、出演者の顔ぶれはほぼ同じ。
まるで劇団のようで、うれしくなりました。

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