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ドッペル [本]

11月30日(月)
芦原すなお『ドッペル』(河出書房新社)読了。

ドッペル (ものがたりうむ河出物語館)

ドッペル (ものがたりうむ河出物語館)

  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2020/11/30
  • メディア: 単行本


「ぼく」は荒野の真ん中で目が覚める。
ここがどこで、自分が誰なのか、思い出せない。
荒野を歩いて、小さな町に辿り着く。
そこで出会ったレルメンダという未亡人の家に住み込みで働き始める。
「ぼく」は見た目は12、3らしい。
レルメンダには息子がいたが、4歳の頃に大嵐に吹き飛ばされて、いなくなったらしい。
学校に行かずに働いていると、ある日、牛が「ぼく」に話しかけてきた……。

芦原すなお氏の本はこれが3冊目。
1997年に出版された児童文学。
芦原氏の小説は、初めて読んだ『青春デンデケデケデケ』が最高におもしろかった。
が、2冊目もこの本も、残念ながらイマイチ。
芦原氏は1949年、香川県の生まれで、早稲田大学第一文学部で、村上春樹氏と同級生だったらしい。
一つのクラスから2人も作家が生まれるなんて、なかなかないことだと思う。
作風は全く違うが。

青春デンデケデケデケ (河出文庫―BUNGEI Collection)

青春デンデケデケデケ (河出文庫―BUNGEI Collection)

  • 作者: 芦原 すなお
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1992/10/01
  • メディア: 文庫



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