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存在のない子供たち [映画]

1月29日(金)
ナディーン・ラバキー監督『存在のない子供たち』(2018年)WOWOWで鑑賞。

存在のない子供たち [Blu-ray]

存在のない子供たち [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Happinet
  • 発売日: 2020/05/08
  • メディア: Blu-ray


レバノン、ベイルート。
ゼイン・アル・ハッジ(ゼイン・アル・ラフィーア)は12歳で、シリア難民の貧しい家の長男。
両親が出生届を提出していないため、IDを持っていない。
ある日、仲良しの妹が初潮を迎えたことに気付く。
バレたら無理矢理結婚させられるため、ゼインは必死で隠そうとする。
が、妹は両親の知り合いの男にもらわれていく。
ゼインは怒り狂い、家を飛び出した。
遊園地で、掃除婦のラヒル・シファラ(ヨルダノス・シフェラウ)と知り合いになる。
彼女に食べ物をねだると、家に連れていかれた。
ラヒルはエチオピア移民で、赤ん坊と二人で暮らしていた。
ゼインは赤ん坊の世話係になるが、ラヒルは不法滞在で逮捕されてしまう。
ゼインは一人で赤ん坊の世話をすることになる……。

原題は『 کفرناحوم 』(アラビア語)、『 Capernaum』(英語)。
第71回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。
第91回アカデミー賞外国語映画賞にノミネート。
レバノンの貧困層の現実をドキュメンタリー・タッチで描いた映画。
赤ん坊を一人で育てようとするゼインの健気な姿に、激しく胸打たれた。
中東の映画としては史上最高の売り上げで、製作費400万ドルに対して、全世界の興業収入は6500万ドル以上に達したらしい。
凄い映画だ。
お薦めです。

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