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目元が似てる君へ [映画]

1月31日(日)
リュシアン・ジャン・パティスト監督『目元が似てる君へ』(2016年)NETFLIXで鑑賞。

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フランス。
アフリカ系フランス人のポール・アロカ(リュシアン・ジャン=バティスト)とサリマタ・アロカ(アイサ・マイガ)の夫婦は花屋を開店し、新居に引っ越した。
そこへ、ASE(児童福祉機関)から連絡が来て、かねてから申請していた養子縁組の候補が決まったと言う。
実は、黒人の夫婦に白人の赤ちゃんを斡旋した例はなく、ASE内でも激しい議論が起きた。
担当のクレール・マレ(ザブー・ブライトマン)は反対したが、上司のヴィダル(ミシェル・ジョナス)は審議会の結論通りに実施すると決断した。
ポールとサリは、パンジャマンが白人であることを全く気にせず、我が子との対面を喜んだ。
しかし、実際に養子になるかどうかは、半年の試行期間を経てから決まることになっていた……。

原題は『Il a déjà tes yeux』(フランス語)、『He Even Has Your Eyes』(英語)。
フランスとベルギーの合作映画。
人種問題をテーマにしたコメディだが、なかなかおもしろかった。
サリの両親は、孫が白人であることを激しく拒絶するが、それは自身の人種へのこだわりだけで、差別的な意識はまるでない。
サリがパンジャマンをベビーカーに乗せて、公園に行くと、白人のママさんにナニーと誤解される。
が、その白人のママさんにも、差別的な意識はない。
舞台はアメリカでなく、フランスなのだ。
が、差別がなくても、人種の違いを越えるのはなかなか難しいというわけ。
最後のドタバタは、盛り上げるためとは言え、さすがにやりすぎ。
しかし、ほのぼのとした、いい映画だった。
お薦めです。

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