インコは戻ってきたか

３月２８日（日）
篠田節子『インコは戻ってきたか』（集英社文庫）読了。

インコは戻ってきたか (集英社文庫)

• 作者: 篠田 節子
• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 2004/05/20
• メディア: 文庫

平林響子は３９歳、既婚、女性誌『サン・クレール』の編集者。
「究極のハイクラス・リゾート　東地中海の真珠キプロス　遺跡とワインの旅」という記事の取材のため、キプロスに向かう。
現地でイケメンのカメラマン・宗道靖と落ち合うはずだったが、やってきたのは冴えない中年男の檜山正幸。
予算が少ないため、初日から強行軍で走り回る。
数日前に北キプロスとの国境付近で、子供が撃ち殺されたとの噂が広まり、街は不穏な雰囲気。
英語が苦手な響子は、檜山を頼りにするが、彼はあまりにもマイペースで、勝手な行動を取りたがる……。

篠田節子氏の本はこれが４８冊目。
昨日ここに書いた『交錯する文明』はキプロスの紀行文だったが、なるほど、この小説を書くための取材旅行だったのだ。
おかげで圧倒的なリアリティ。
響子と檜山は誤って国境を越え、逮捕され、収容されたホテルで、今度は暴動に遭遇する。
ちょっとした冒険小説になっていて、驚いた。

今朝は小雨がパラつく中、今年１５回目のジョギング。
３，５キロ走って、１キロ歩いて、０，５キロ走りました。
３，５キロのタイムは、１９分４６秒。
前回より１９秒短くなりました。
成井硝子店・第一回公演振替公演『ゲキジョ！』のアーカイブ配信が始まっています。
本当におもしろい芝居は、映像で見ても、おもしろい！
ぜひぜひ配信をご覧ください。
詳しくは以下のＵＲＬへ。
https://teket.jp/802/2976
なお、音声がノイズによって聞き取りにくくなっている部分がありますが、これは業者に撮影してもらったデータ自体にあったもので、我々には除去できませんでした。
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