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罪の轍 [本]

7月28日(水)
奥田英朗『罪の轍』(新潮社)読了。

罪の轍

罪の轍

  • 作者: 奥田英朗
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/02/07
  • メディア: Kindle版


昭和38年、北海道・礼文島。
宇野寛治は20歳の漁師見習いで、海辺の番小屋で一人で暮らしている。
母は一人でスナックを営んでいて、表向きは姉弟ということにしている。
寛治は幼い頃から記憶が苦手で、今も小学生たちからバカ呼ばわりされている。
実は空き巣の常習犯で、少年刑務所に1年間入っていたこともある。
ところが、先輩漁師の赤井に、空き巣をしていることがバレてしまった……。

「このミステリーがすごい!」2019年度第4位。
昭和38年に起きた「吉展ちゃん誘拐殺人事件」を題材にしたミステリー。
東京オリンピックの直前。
テレビや電話の普及で、犯罪と捜査の方法が大きく変わりつつあった時代。
僕は当時2歳で全く記憶がないが、奥田氏は丹念な取材で見事に時代を捉えている。
587ページで、またしても読了に3日かかってしまった。
ま、まずい……。

今日は息子と2人で新宿眼科画廊へ行き、『エデン』という芝居を見てきました。
来年撮影予定の映画『つばき、時跳び』で監督を務める松本准平さんが、脚本・演出を担当したのです。
非常に重い芝居で、驚きました。
終演後、秋葉原へ行き、職域接種の2回目。
1630に打って、今は6時間22分経ったところですが、副反応は特に出ていません。
その後、御茶ノ水へ移動し、御茶ラボ・ワークショップ「成井豊の中級俳優講座」の3回目。
今日の台本練習は、二人ずつの組に分かれて、それぞれが動きを考えて、発表するというもの。
参加者の人数が奇数なので、僕も一緒にやり、発表もしました。
動きを覚えるのが大変でしたが、何とかミスなしでできました。
よかった!

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