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サーカスナイト [本]

9月19日(日)
よしもとばなな『サーカスナイト』(幻冬舎文庫)読了。

サーカスナイト (幻冬舎文庫)

サーカスナイト (幻冬舎文庫)

  • 作者: よしもとばなな
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2017/08/04
  • メディア: Kindle版


松崎さやかは30代中盤で、娘のみちる、義母と3人暮らし。
夫の悟は、みちるが2歳の時に亡くなった。
さやかと悟は友人同士だったが、悟がガンになり、さやかに「死ぬ前に自分の子を産んでほしい」と頼んだ。
それで結婚し、みちるを産んだのだが、悟が亡くなった今も、悟の実家に住んでいる。
ある日、市田一郎という人から手紙が来る。
市田は以前、さやかたちが住む家に住んでいた。
市田は双子として生まれたが、まだ幼い頃に兄が死に、母はその遺骨の一部を庭に埋めた。
それを回収させてほしいと言う。
驚いたことに、さやかは20歳の頃、市田と付き合っていた……。

吉本ばなな氏にしては珍しい、文庫本389ページの長編。
しかし、中身はいつも通りで、バリで育った主人公が、20歳の頃、傷ついて、バリに帰り、再生。
そして10数年後、20歳の頃の恋人と再会して、バリを再訪する、という話。
「外国」「再生」の2点セットは変わらない。
主人公がサイコメトラーであるという設定は珍しいが、あまり活かされていない。
250ページくらいで十分だった気がする。

今日は今年42回目のジョギング。
3,5キロ走って、0,8キロ歩いて、0,5キロ走りました。
3,5キロのタイムは、19分54秒。
前回より9秒遅くなってしまいました。
悔しい!
来年の3本目の新作の第二稿が完成しました。
来年3月に上演する、成井硝子店の第二回公演の脚本です。
構想段階から、演出の成井憲二と話し合い、第一稿を書き上げた後もいろいろ意見をもらい、細かく改訂しました。
タイトルはまだ未定。
11月にワークショップ・オーディションを行い、キャスティングが確定した後、第三稿に取りかかる予定です。
情報公開はおそらく12月になると思います。
それまでどうか楽しみにしていてください。
頑張ります。

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