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この気持ちもいつか忘れる [本]

10月16日(土)
住野よる『この気持ちもいつか忘れる』(新潮社)読了。
 
この気持ちもいつか忘れる

この気持ちもいつか忘れる

  • 作者: 住野よる
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/10/26
  • メディア: Kindle版


鈴木香弥は地方に住む男子高校生。
平凡な日常に飽き飽きしていて、教室では誰とも口を利かない。
部活には入らず、帰宅後、近所を走っている。
16歳の誕生日、深夜に走った後、今は使われていないバス停の待合小屋で休憩していると、声が聞こえた。
それは女の子の声だった。
声がした方向には、光る目が2つと、光る爪が10、見えた。
彼女は異世界の住人らしい。
彼女の世界では、そこはバス停ではなく、避難所だと言う。
彼女には香弥の姿が見えると言う……。

住野よる氏の本はこれが7冊目。
大胆な発想と緻密な心理描写が両立する優れた作家だが、この小説にはついていけなかった。
〇チカの目と爪だけが見える、という設定が納得できない。
〇香弥の性格が悪すぎて、というか幼すぎて、嫌悪感さえ感じさせる。
しかし、リーダビリティは高いので、ぐいぐい読まされた。
さすがである。

ナッポス・プロデュース『トリツカレ男』、本日、ついに初日の幕が上がりました。
13時に本番初日が開演。
大きなミスも事故もなく、無事に上演できました。
カーテルコールがなんと4回も!
妻が見に来て、「おもしろかった」と言ってくれました。
2ステージ目は、18時開演。
やはり、カーテンコールが4回。
キャラメルボックスの岡内美喜子、小多田直樹、林貴子が見に来てくれました。
公演は10月24日(日)まで。
皆様のご来場を心からお待ちしています。

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