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ファウンテンブルーの魔人たち [本]

11月27日(土)
白石一文『ファウンテンブルーの魔人たち』(新潮社)読了。

ファウンテンブルーの魔人たち

ファウンテンブルーの魔人たち

  • 作者: 白石 一文
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2021/05/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


前沢倫文はベテランの小説家で、新宿の高層マンション「ファウンテンブルータワー新宿」の58階で暮らしている。
20年以上前に妻と娘を残して、家を出た。
今は22歳で、ゲイバーのバーテンダーをしている英理(ひでり)と同棲中。
前沢は気管支の薬を飲むと、幽体離脱ができる。
ある夜、意識体(幽体)となってマンション内をうろついていると、17階の一室で、鎧兜の武者を見た。
その武者が、前沢を見た……。

白石一文氏の本はこれが31冊目。
驚いたことにガチガチのSFで、621ページと分厚く、読むのに1週間かかった。
近年、絶不調の白石氏。
そこでSFに挑戦してみたのだろうが、これがまあ、何とも荒唐無稽な話で、担当編集者はなぜ止めなかったのか。
あれほど凄い小説を書いていた人かなぜこんな小説を?
残念でならない。

キャラメルボックス『サンタクロースが歌ってくれた』の稽古15日目。
川崎悦子先生と助手の方が来て、ダンスの振り固めをしてくれました。
修正も入って、さらにカッコよくなりました。
その後、1~6場の通し。
上演時間は1時間05分で、ちょっと長い。
ちょうど半分なので、何とか1時間に収めたいところです。
しかし、芝居自体は非常にエネルギッシュで楽しめました。
稽古は残り8日です。
頑張ります。

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