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スター [本]

11月29日(月)
朝井リョウ『スター』(朝日新聞出版)読了。

スター

スター

  • 作者: 朝井 リョウ
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2020/10/07
  • メディア: Kindle版


立原尚吾と大土井紘は大学3年生で、映画サークルの仲間。
二人が監督した『身体』という映画が、ぴあフィルムフェスティバルでグランプリを獲得する。
卒業後、立原は有名な映画監督・鐘ケ江誠人の会社に就職。
鐘ケ江組だけにある「監督補助」という役職に就き、鐘ケ江監督の側近となった。
一方、大土井は田舎の島に帰り、のんびりしていた。
そこへ、『身体』の主人公を演じたプロボクサー・長谷部要のジムから連絡が入る。
ジムが運営しているユーチューブの番組を、大土井に監督してくれと言うのだ。
大土井は急遽上京し、再び長谷部のトレーニング姿を撮り始める……。

朝井リョウ氏の本はこれが16冊目。
ユーチューブによって、誰でも映像が撮れる時代に、映画監督を目指す2人の若者の姿を描く。
グランプリを獲得した2人は、無名の若者ではないため、才能もあるし、金も稼げる。
小説の中で、2人はいろいろ悩んでいるが、何とも贅沢に見えた。
僕は24歳でキャラメルボックスを創ったが、ギャラが出たのは30歳になった年だった。
とは言え、映画の最前線の現状がわかり、とてもタメになった。
お薦めです。

今日は9時から、キャラメルボックス俳優教室の授業。
メニューは、ストレッチ、筋トレ、二人組朗読、1人コント、台本練習。
3時間みっちり稽古しました。
13時から、キャラメルボックス『サンタクロースが歌ってくれた』の稽古。
7・8・9場を3回ずつ復習して、最後に7~9場を通しました。
ギャグが増えて、上演時間がどんどん長くなってきている。
役者たちに、通し稽古で2時間を越えたら、質の低いものからカットする、と伝えました。
当然ですね。

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