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博士を殺した数式 [本]

12月28日(火)
ノヴァ・ジェイコブス『博士を殺した数式』(ハヤカワ文庫)読了。

博士を殺した数式 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

博士を殺した数式 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2020/06/04
  • メディア: Kindle版


ヘイゼル・セヴリーは30歳の女性で、シアトルで古書店を経営している。
ある日、祖父のアイザックが自殺したとの報せを受け、南カリフォルニアの祖父の家に向かう。
アイザックは世界的に有名な数学者で、子や孫たちも数学や物理学の研究者が多かった。
セヴリーと兄のグレゴリーは孤児だったが、アイザックの次男のトムに里子として育てられた。
が、トムと妻のカーラは薬物中毒で、セヴリーとグレゴリーは虐待された。
カーラが過剰接種で死に、トムが逮捕されると、アイザックは2人を引き取った。
アイザックはセヴリーに遺書を残した。
そこには、極秘の方程式をある人物に届けてほしいと書いてあった……。

原題は『THE LAST EQUATION OF ISAAC SEVERY』。
邦題は『博士の愛した数式』のモジリだが、中身に合っていて、なかなか良いと思う。
2018年に出版された、ノヴァ・ジェイコブスのデビュー作。
非常に魅力的な設定だが、中身はそれほどではなかった。
複数の視点人物による叙述は今やミステリーの常套手段となったが、この作品ではそれで話がバラけすぎてしまった印象。
ストーリーの展開も遅く、中盤イライラしてしまった。
残念。

今日は今年57回目のジョギング。
3,5キロ走って、1,5キロ歩いて、1,5キロ走りました。
3,5キロのタイムは、19分55秒。
前回より12秒遅くなってしまいました。
来年3月に行われるナッポス・プロデュース『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が発表になりました。
6年ぶり3回目の上演。
キャストが一新されて、初めて一緒にやる人がいっぱい。
そうでない人も信頼できる人ばかりで、本当に楽しみです。
頑張ります。

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