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イップス [本]

12月29日(水)
澤宮優『イップス』(角川新書)読了。

イップス 魔病を乗り越えたアスリートたち (角川新書)

イップス 魔病を乗り越えたアスリートたち (角川新書)

  • 作者: 澤宮 優
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2021/10/08
  • メディア: Kindle版


ノンフィクション作家の澤宮優が、イップスを克服したプロ野球選手3人、プロゴルファー2人を取材して、イップスの真相に迫る。

『オックスフォードスポーツ医科学辞典』における「イップス」の定義は、
「無意識的な筋活動の乱れで、ゴルファーに見られ、パッティング中に腕が痙攣するのが特徴……」。
ゴルファーだけでなく、野球、体操、弓道、テニスなど、様々なスポーツ選手に起きる症状。
しかも、初心者でなく、トップクラスの選手が罹患する。
治療が困難なため、引退をよぎなくされる人が多いらしい。
この本では、イップスを克服した5人の選手が自身の経験を語っている。
〇岩本勉(元北海道日本ハムファイターズ投手)
〇土橋勝征(元東京ヤクルトスワローズ内野手)
〇森本稀哲(元北海道日本ハムファイターズ(外野手)
〇佐藤信人(プロゴルファー)
〇横田真一(プロゴルファー)
長年、心の病と思われてきたが、最近の研究で、脳の病気であることが判明したらしい。
また、ピアニストにしばしば起きる「ジストニア」は、イップスとほぼ同じものらしい。
手指を使った動作を過剰に繰り返すと、脳内の手指を動かす部分に異常が起こることが原因で、つまり、マジメに練習した人が罹る病気なのだ。
イップスに罹った人はそのことを隠すので、実数はわからないが、第一線の選手の相当数が罹患しているらしい。
確実な治療法が早く見つかることを祈る。

今日から自宅の大掃除を始めました。
今日は私は、二階の窓とエアコンを掃除しました。
窓を開けて作業するので、日本酒をチョビチョビ飲んで、体を温めながらやりました。
明日も頑張ります。

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