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銀の夜 [本]

1月25日(火)
角田光代『銀の夜』(光文社)読了。

銀の夜

銀の夜

  • 作者: 角田 光代
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2020/11/18
  • メディア: 単行本


井出ちづるは主婦で、夫の寿士と二人暮らし。
イラストの仕事もしているが、依頼はまだあまり来ない。
寿士が会社の後輩と浮気していることに気付いていたが、なぜか嫉妬を感じない。
ある日、中学高校時代の友人の、草部伊都子、岡野麻友美と3人で食事する。
伊都子の母親は高名な翻訳家で、本人はカメラマン。
麻友美は主婦で、4歳の娘を芸能人にしようと躍起になっている。
3人は高校時代、ガールズバンドでデビューし、少しだけ売れたが、すぐに解散してしまった。
10年後、35歳になって、3人とも幸せを掴めずにいた……。

角田光代氏の本はこれが84冊目。
あとがきによれば、2005~2007年に雑誌「VERY」に『銀の夜の船』というタイトルで連載した小説で、校正刷りまで行ったが、出来が悪かったため、放っておいたと言う。
その校正刷りを2017年に発見し、2020年にそのまま出版。
確かに、角田氏の作品と思えないほど、出来が良くない。
登場人物もエピソードも、既視感のあるものばかり。
なぜ出版したのか、はなはだ疑問。

ナッポス・プロデュース『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の稽古2日目。
読み合わせの2回目。
1シーンずつ止めて、ダメ出しや解説をしがら、最後までやりました。
僕にしては珍しく、曲をかけながら、やりました。
19曲中、7曲を差し替えるため、その候補曲を試したのです。
かけたのは、演出助手の川人(かわんど)さん。
稽古終了後、川人さんとさらに検討をして、一応、選曲が確定しました。
明日から、またこれをかけて、さらに検討していきます。
頑張ります。

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