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007逆襲のトリガー [本]

2月26日(土)
アンソニー・ホロヴィッツ『007逆襲のトリガー』(角川文庫)読了。

007 逆襲のトリガー (角川文庫)

007 逆襲のトリガー (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/05/24
  • メディア: 文庫


1957年、ロンドン。
イギリス情報部MI6のジェームズ・ボンドは新たな指令を受ける。
F1レーサーのランシー・スミスが次のレースで命を狙われている。
狙っているのは、ソビエト連邦の秘密組織「スメルシュ」。
ボンドはスミスを守るため、レーサーとして出場することになった……。

原題は『Trigger Mortis』で、意味は「死の引き金」。
アンソニー・ホロヴイッツが、イアン・フレミング財団の依頼を受けて書いた、007シリーズの新作。
イアン・フレミングがテレビドラマ用に書いたプロットを利用して、これを書いたらしい。
僕は、イアン・フレミングの小説は1冊も読んだことがない。
が、『007逆襲のトリガー』は、ショーン・コネリー時代の007の雰囲気がよく出ていて、懐かしさを感じた。
『ゴールドフィンガー』の事件の直後、という設定もうれしい。
『ゴールドフィンガー』事件で結ばれたプッシー・ガロアをロンドンに連れてきたが、次第に邪魔になってくる、というのが何ともおかしい。
ボンドは事件のたびに美女と結ばれるが、みんなこんなふうにして別れたのだ。
遊び心溢れるパスティーシュ。

ナッポス・プロデュース『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、本日初日でした。
1230から、ゲネプロ。
1700から、本番。
大きな事故もミスもなく、非常に出来の良い初日となりました。
妻と息子が見に来てくれました。
私の次の公演、ナッポス・プロデュース/辻村深月シアターが情報公開されました。
『かがみの孤城』と『ぼくのメジャースプーン』の2本立てです。
『かがみの孤城』は2年ぶりの再演。
『ぼくのメジャースプーン』は新作ですが、脚本は去年の夏に書いてしまいました。
お楽しみに!

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